第2回子どもを未来につなげる奨学助成プログラム デロイトトーマツウェルビーイング財団

【応募期間】

2024年2月14日~2024年3月15日

【助成対象・内容】

  1. 事業趣旨

現代の日本社会では、障がいや病気、性的マイノリティなど、心身の特徴による特別な配慮の必要性がある子どもや、貧困、虐待など、周りの環境による特別な配慮の必要性がある子どもなど、様々な配慮が必要な子どもがいます。また、それぞれの子どもが抱える課題や、子どもを取り巻く課題も多岐に渡っています。

特に教育課題については、学校外教育(塾・習い事)の重要性が高まってきていますが、家庭の事情により、費用負担が大きく、利用が困難な状況も発生しています。

教育・生活支援に関しては、国や地方自治体、民間団体によって様々な対策が講じられていますが、支援が不足している状況にあります。

子どもにまつわる課題が多岐に渡るなか、子どもの生活を支える「保護者」、教育を提供する「学校」、学校外教育を提供する「塾」や生活・学習の支援者としての「NPO」、政策・制度のもとに対応をする「企業」の層がそれぞれ独立する形で構成されています。

各セクターが独立していることにより、各々が連携しにくい環境となり、他のセクターの活動に対し関心が薄れていたり、担当セクターに任せっきりの状況に繋がっています。

しかし、各セクターが独自に活動するだけでは、多様化・複雑化する子どもたちの課題を解決することは困難であり、各セクターが連携し、多層的に子どもたちを応援する構造が必要だと考えます。

そこで、DTWBは、子ども教育分野のプロフェッショナルであるKUMONと協力し、子どもの教育・生活の課題に対し、「つながり、つなげ、教育インフラを太くする」をコンセプトに、長期的に「教育インフラを太く且つ多層化する」ことに挑戦していきます。

DTWBは子ども教育分野のプロフェッショナルであるKUMONと連携して、こども食堂や無料塾等を支えることで、経済的な理由などにより困難を抱える子どもがより良く生きるための活動を応援する助成プログラム、【食べる×学べる=Live Well プロジェクト】を展開します。

当助成プログラムでは、子ども達に「食べる」支援を提供しているこども食堂と、子ども達への「学ぶ」支援を行う無料塾等を対象に助成を行い、子どもの「食べる」と「学ぶ」を同時に支援できる環境を整えることで、生活に困難を抱える子どもがより良く生きるための活動を応援します。こども食堂にはKUMONとの連携により「食べる」に加えて「学ぶ」環境を提供し、無料塾には助成金の提供により「学ぶ」に加えて「食べる」環境を提供します。

新設した令和6年能登半島地震で被災した子どもの支援を行う助成枠については、被災地域のこども食堂や無料塾等の拠点が利用困難となっていることに鑑み、被災した子ども達の「食べる」と「学ぶ」をサポートする拠点として活動しているNPO/NGO、託児所、居場所づくり支援団体、フリースクール運営団体、避難所で子どもをサポートしている方々など、こども食堂、無料塾以外の団体も助成対象とします。

当助成プログラムは、こども食堂に「学ぶ」機能を追加するための支援を行う「タイプA」と、無料塾等に「食べる」機能を追加するための支援を行う「タイプB」、また今回から令和6年能登半島地震にて生活に影響を受けた子ども達を支えるプログラムとして、「食べる」、「学ぶ」支援を行う「タイプC」を別途設けています。

タイプA助成においては、2022年6月よりこども食堂向けの学習支援機能強化の実証実験を共同で実施してきたKUMONの全面協力のもと、KUMONの教育プログラムを活用した学習支援プログラムを展開します。

タイプBにおいては、無料塾等運営にあたりKUMONとの連携を希望する場合は協議の場を設定します。

タイプCにおいては、タイプAと同様にKUMONの全面協力のもと、KUMONの教育プログラムを活用した学習支援プログラムを能登半島地震にて影響を受けた方へ展開します。

タイプAとタイプBとあわせて一つの取り組みであり、両プログラムによって小学生から高校生まで途切れなく支援する体制を構築することを目指します。

また、タイプCではタイプA、タイプBの枠に捉われない団体(NPO・NGO等)への支援をする体制を構築します。

  1. 助成プログラムの概要

本助成プログラムは、大きく2つの助成枠に分かれます。

■「タイプA」

こども食堂等を運営する団体に対して、公文式学習※の指導ノウハウや教材等を得るための助成金(小中学生向け こども食堂+学習支援機能)

(1) 事業目的

こども食堂を運営している団体に「学ぶ」機能を追加することで、経済的な理由などにより困難を抱える子どもがより良く生きるための環境づくりをサポートすること

(2) 支援対象

全国

(3) 支援内容

  • タイプA, B, C合計 助成金額:1000万円
    (1団体あたりの助成金額上限は150万円 )

(4) 応募要件

  • 支援対象者に、経済的な理由などにより困難を抱える小学生または中学生が含まれていること
  • こども食堂を運営している団体で、学習支援機能の強化または追加に関心があること
  • 事業期間中、 KUMONが提供する研修に参加し、公文式学習を活用した学習支援を行う体制を整えられること
  • 施設内に安定したWi-Fi環境を提供できること
  • 学習者の個人情報保護機能があること

■「タイプB」

無料塾等、こどもの学力向上を支援する団体に対して、食事支援を行うための助成金(中高生~20歳向け無料塾等+食事支援機能)

(1) 事業目的

無料塾等を運営している団体に「食べる」機能を追加することで、経済的な理由などにより困難を抱える子どもがより良く生きるための環境づくりをサポートすること

(2) 支援対象

全国の無料塾等

(3) 支援内容

  • タイプA, B, C合計 助成金額:1000万円
    (1団体あたりの助成金額上限は150万円 )

(4) 応募要件

  • 支援対象者に、経済的な理由などにより困難を抱える中学生または高校生が含まれていること
  • 無料塾等を運営している団体で、食事支援の強化または追加に関心があること
  • 中高生向けの学習支援機能の強化または追加に関心があること
  • 施設内に安定したWi-Fi環境を提供できること
  • 学習者の個人情報保護機能があること

■「タイプC」

令和6年能登半島地震で影響を受けた小・中・高校生向け 子どもの支援を行うNPO・NGO等+生活支援(食べる)+学習支援機能)

(1) 事業目的

令和6年能登半島地震にて影響を受けている地域の子どもがよりよい環境で生活できるよう、子ども食堂・無料塾等を運営している団体、子どもの支援を行うNPO・NGO等にこどもの居場所づくりを支援することで、能登半島地震の影響により困難を抱える子どもがより良く生きるための環境づくりをサポートすること

(2) 支援対象

能登半島地域
能登半島地域に活動拠点、本部がない団体も、令和6年能登半島地震にて影響を受けている子どもの支援を行っていれば申し込みが可能

(3) 支援内容

  • タイプA, B, C合計 助成金額:1000万円
    (1団体あたりの助成金額上限は150万円 )

(4) 応募要件

  • 主に能登半島地域で活動をしている団体を対象としているが、能登半島地域に活動拠点、本部がない団体も、令和6年能登半島地震にて影響を受けている子どもの支援を行っていれば申し込みが可能
  • 令和6年能登半島地震にて影響を受けている地域の支援対象者(個人・団体)に、地震の影響などにより困難を抱える小・中・高校生が含まれていること
  • こども食堂・無料塾等を運営している団体、子どもの支援を行うNPO・NGOで、地震の影響を受けている地域の子どもの支援を行っている、または関心があること
  • 令和6年能登半島地震で影響を受けた子どもたちに対して、オンラインではなく現地で食事・学習に関わる支援を行える団体
    ※学校・ホテルの共有スペースなど、子どもたちと対面で活動を行える環境があれば応募可能
  • 事業期間中、 KUMONが提供する研修に参加し、公文式学習を活用した学習支援を行う体制を整えられること(公文式学習支援教材の利用をご希望の場合)
  • 施設内に安定したWi-Fi環境を提供できること
  • 学習者の個人情報保護機能があること

【助成金額】

タイプA, B, C合計 助成金額:1000万円(1団体あたりの助成金額上限は150万円)

【応募方法】

(1) 申請様式の入手方法

下記URLより、申請様式(様式1・様式2・様式3)をダウンロードください。
公募要領URL:https://tohmatsu.smartseminar.jp/public/file/document/download/30878
申請様式URL:https://tohmatsu.smartseminar.jp/public/file/document/download/30812

(2) 提出方法

下記URLより、必要情報をご記載の上、提出資料一式を添付してください。
URL:https://tohmatsu.smartseminar.jp/public/seminar/view/48263

なお、郵送での申請受付は行いませんのでご了承ください。

【問合せ】

本助成事業の申請方法や申請内容など、ご不明な点等については下記までお問い合わせください。

デロイト トーマツ ウェルビーイング財団 事務局
住所:〒100-8360
東京都千代田区丸の内三丁目2番3号丸の内二重橋ビルディング
メールアドレス:dtwb_livewell@tohmatsu.co.jp
電話番号:03-6213-1251
受付時間:平日9:30~17:30(※祝日・休日は対応しておりません。)

https://www2.deloitte.com/jp/ja.html

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