社会技術研究開発事業 2023年度提案募集開始のお知らせ 国立研究開発法人 科学技術振興機構 社会技術研究開発センター

【応募期間】

2023年4月6日~2023年6月7日

【助成対象・内容】

◼ 「SDGs の達成に向けた共創的研究開発プログラム(SOLVE for SDGs)」における、「シナリオ 創出フェーズ、ソリューション創出フェーズ」と「社会的孤立・孤独の予防と多様な社会的ネッ トワークの構築」について RISTEX では、SDGs の達成に向けて、複合的で幅広いテーマの地域課題に対して既存技術シーズを活用した即効性のあるソリューション創出やソリューションの他地域展開を目指した研 究開発プログラムとして、「SDGs の達成に向けた共創的研究開発プログラム(SOLVE for SDGs)」と題し、シナリオ創出フェーズとソリューション創出フェーズの 2 種類の活動を、2019 年度より実施しています。社会的孤立・孤独は SDGs の重要な観点の一つであることから、2021 年度に当該プログラムの下で社会的孤立枠として、「社会的孤立・孤独の予防と多様な社会的ネットワークの構築」を設定し、研究開発を開始しました。以下は、「社会的孤立枠」と「シナリ オ創出フェーズ、ソリューション創出フェーズ」の特徴になりますが、詳細は必ず各公募要領本 文の説明を参照してください。 <社会的孤立枠> 「社会的孤立・孤独の予防」に関する研究開発であり、その要因やメカニズム理解、新しい社 会像の描出といった人文・社会科学などの知見を使った学術的な研究から、社会的孤立・孤独リ スクの可視化・評価手法(指標等)、社会的孤立・孤独の予防施策の開発とその PoC(Proof of Concept:概念実証)までを、国内の特定地域や、学校、職場、コミュニティなどの施策現場と 協働して一体的に実施します。 <シナリオ創出フェーズ・ソリューション創出フェーズ> 「社会的孤立・孤独の予防」に限らず、地域が抱える具体的な社会課題に対して、研究代表者 と、地域で実際の課題解決にあたる協働実施者が共同で、既存の技術シーズの活用による解決策 (事業構想、事業計画等)を創出していくことを目指します。(社会課題の解決のために活用する技術シーズがすでにあることが必須条件となります) 提案のご応募にあたっては、本公募要領の記載内容を十分ご確認ください。 皆様からのご応募お待ちしています。

プログラム目標

RISTEX では、SDGs の達成に向けて、複合的で幅広いテーマの地域課題に対して既存技術シー ズを活用した即効性のあるソリューション創出やソリューションの他地域展開を目指した研究開 発プログラムとして、「SDGs の達成に向けた共創的研究開発プログラム(SOLVE for SDGs)」と 題し、シナリオ創出フェーズとソリューション創出フェーズの 2 種類の活動を、2019 年度より実 施しています。社会的孤立・孤独は SDGs の重要な観点の一つであることから、2021 年度に当該 プログラムの下に社会的孤立枠として、「社会的孤立・孤独の予防と多様な社会的ネットワークの 構築」(以下、「本プログラム」という)を設定し、研究開発を開始しました。 本プログラムにおいては、人口減少・少子高齢化、経済変動、新型コロナウイルス感染症(COVID[1]19)等の新興感染症による影響など、様々な社会構造の変化を踏まえ、社会的孤立・孤独のメカニ ズムを明らかにすると共に、社会的孤立・孤独を生まない社会像を描出し、人や集団が社会的孤立・ 孤独に陥るリスクの可視化や評価手法(指標等)、社会的孤立・孤独を予防する社会的仕組みの研 究開発を推進します。その際、開発した評価手法(指標等)も活用した、社会的孤立・孤独の予防 施策の効果検証を含め、PoC(Proof of Concept:概念実証)までを一体的に行います。本プログ ラムの実施を通して、人・組織・コミュニティ間の多様な社会的つながり・ネットワークを実現し、 社会的孤立・孤独を生まない社会の創出を目指します。 特に、2020 年以降の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の世界的な流行により、対面に よる直接的なコミュニケーションが困難となり、想定外の物理的な分断への対応が迅速かつ十分で ないあらゆる場面で、社会的孤立・孤独の顕在化・深刻化がおこり、また、これまで社会的孤立・ 孤独から無縁だった人や集団も社会的孤立・孤独に陥るリスクが高まっています。今後、ウィズコ ロナ・ポストコロナの社会における望ましいつながり・ネットワークのありかたを追求し、これを 積極的に構築していくことも必要です。したがって、新型コロナウイルス感染症の社会的影響を踏 まえた提案も歓迎します。

研究開発対象

社会的孤立・孤独の問題は様々な社会構造の変化により複合化・複雑化しているため、短期的・ 応急処置的に、個別の対象ごとに取り組むのではなく、人々の行動や心理、社会的背景を深く洞察 する根源的で、横断的・俯瞰的なアプローチを通して、より戦略的に有効な施策を開発・実装する ことが必要です。

特に、本プログラムでは、既存の社会的孤立・孤独に関する取り組みの知見を活用しながらも、 社会の構成員全体を対象にした社会的要因の改善により、そもそも社会的孤立・孤独を生まない社 会的仕組みを創るという、一次予防の観点を重視しています。 そこで、本プログラムでは、様々な社会構造の変化を踏まえ、人文・社会科学の知見も活用し、社 会的孤立・孤独のメカニズム理解や、新しい社会像の描出まで掘り下げた研究開発が必要なものを 対象とします。そして、孤立・孤独に陥る主体を取り巻く環境や状況に関連する情報から孤立・孤独 状態を可視化して測定し、予防につなげます。 また、施策現場との乖離を生じることなく、実社会において真に有効な社会的孤立・孤独の予防 施策を創出することが極めて重要です。そのため、研究知と現場知を融合させ、施策現場での PoC (Proof of Concept:概念実証)まで実施することを求めます。 具体的には以下の「①社会的孤立・孤独メカニズム理解と、社会的孤立・孤独を生まない新たな社会 像の描出」、「②人や集団が社会的孤立・孤独に陥るリスクの可視化と評価手法(指標等)の開発」、 「③社会的孤立・孤独を予防する社会的仕組み」の研究開発要素全てを含めて PoC まで一体的に推進します。 特に、実社会における課題解決のためには、研究開発要素の①や②が確実に③につながり、社会 における仕組みとして現実に機能することが重要です。概念的な研究に留まることがないよう、開 発した社会的仕組みを実際に稼働させる場所や対象が明確な取り組みが求められます。 このため、研究開発要素③において、開発した、社会的孤立・孤独を予防する社会的仕組みを実証 するに当たっては、その現場となる国内の特定地域や、学校、職場、コミュニティなどを具体化した 提案を求めます。 また、既存の施策の評価等を通した研究知と現場知の相互作用の促進、様々な種類の社会的孤立・ 孤独の横断的・俯瞰的分析、ICT や芸術分野など、異分野との融合的な取り組みを積極的に推進することが期待されます。

【助成金額】

1,900 万円/年 程度上限

  1. 研究開発費は提案内容・研究開発計画及び採択方針に応じて調整を行います。
  2. 2023 年度(令和 5 年度)に関しては、10 月に研究開発を開始する想定ですので、年度末まで の 6 ヶ月間の経費(950 万円程度上限(直接経費))を計上してください。
  3. 研究開発費(直接経費)と間接経費の使途等については、「5.5 研究開発費」、「第 8 章 提案公 募 Q&A」を参照してください。
  4. JST は、研究代表者をはじめとする研究開発を行う者を直接雇用等はいたしません。

【応募方法】

応募要件

応募時に研究倫理教育に関するプログラムを修了していることが必須です!! 修了していることが確認できない場合は、応募要件不備とみなしますのでご注意ください。応募 時は研究代表者のみで構いません。

 

応募は、府省共通研究開発管理システム(e-Rad)より行っていただきます。 紙媒体(郵送、宅配便、持ち込みなど)及び電子メールによる応募受け付けはできませんの で、ご留意ください。

【問合せ】

お問い合わせは、電子メールでお願いします。

また、以下 RISTEX 提案募集ウェブページに最新の情報を掲載しますので、あわせて参照してください。

https://www.jst.go.jp/ristex/proposal/proposal_2023.html

国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)

社会技術研究開発センター(RISTEX)企画運営室 募集担当

〒102-8666 東京都千代田区四番町 5-3 サイエンスプラザ

■本プログラムへの応募に関するお問い合わせ:boshu-koritsu@jst.go.jp

■社会技術研究開発事業への応募全般に関するお問い合わせ:boshu@jst.go.jp

【e-Rad の操作方法に関するお問い合わせ先】

e-Rad ヘルプデスク 0570-057-060(ナビダイヤル)

9:00~18:00 ※土曜日、日曜日、祝日、年末年始を除く

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