「感動体験支援基金」第4回(2025年度)募集 パブリックリソース財団

【応募期間】

2025年11月6日~2025年12月5日

【助成対象・内容】

背景

どんな環境にある子どもにも、可能性や能力が最大限に育まれる社会を提供することが大人世代の使 命です。しかし現実には、日本における子どもの貧困は深刻化しており、9人に1人(※1)の子どもが経 済的に困難な状況で暮らしていると言われています。「子どもの貧困」を取り巻く問題は多数指摘され ており、読み書き等の基礎学力を身につける学習機会だけでなく、体験機会の差もその一つです。子ど もたちは、さまざまな体験を通じて、自己肯定感、創造性、好奇心や自立心などの非認知能力を育みま すが、経済的に困難な状況にある子どもたちにおいては、十分な体験機会が得られません。その結果、 非認知能力が育ちにくい可能性があり、将来的には自身のキャリアを描きづらく、考えにくい状況があ ると言えます。 「感動体験支援基金」は、2022年3月に平井一夫氏により弊財団に創設され、今回が4度目の公募 実施となります。本基金は経済的に困難、または様々な課題に直面する子どもたちに”感動体験”を支援 提供することによって、将来的に子どもたちがさまざまな生き方・働き方を知り、自らの人生を自分自 身で切り開く力を体得し、将来的な貧困状態の解消と世代連鎖を断ち切ることを支援するものです。今 年度はこれまでより1団体当たりの助成額を増額し(1団体当たり200万円)、感動体験の内容の充実 を図るとともに、特別枠として「スタートアップ枠」を設け、活動開始1年~3年未満のNPOへの資 金支援及び非資金的支援も行います。 なお、本基金の運営は平井氏が代表理事を務める一般社団法人プロジェクト希望と連携し、実施します。

※1 17 歳以下の子どもの相対的貧困率は11.5%(厚生労働省「2022年 国民生活基礎調査」より)

 

本助成プログラムにおける“感動体験”とは… 子どもへの希望となり、原動力となるような体験を「感動体験」と呼んでいます。IQテストなどで は数値化できない内面的な能力、いわゆる非認知能力を向上させたり、新しいロールモデルや今ま で知らなかった世界との出会いによって未来や自分自身の考えを深めたりすることで、自らの人生 を自分自身で切り拓く力を育めるような体験と定義しています。 ※ 「3 基金の支援対象」の項目についても合わせてご覧ください <平井一夫 プロフィール> 一般社団法人プロジェクト希望代表理事 / ソニー 元CEO プロジェクト希望はソニーグループ株式会社の元 CEO の平井一夫が代表理事を務め、2021 年 に設立した子ども支援団体。あらゆる子どもたちにさまざまな体験機会を届けることをミッシ ョンに活動している。

 

今年度新設「スタートアップ枠」とは… 設立間もない非営利団体が「子どもの貧困」の解決、特に体験の格差に着目して活動を成長させ ることを目指し、資金支援と非資金的支援の両方の支援を行います。 「団体としての活動の成果は生まれてきているが、今後の目標に向かってどのように活動を拡大していけばいいのか、道筋が見えていない」「 運営メンバーが固定化している・代表が経理担当を兼任 しているなど、持続可能性に不安がある」「 毎年様々な助成金に応募して資金を繋いでいる状態で、 安定した資金獲得を目指したい」等、団体の3年後から5年後を見据え、解決したい課題のある団体からの応募を歓迎します。

 

基金の目的

国内に住む経済的に困難な状況下にある子どもたちに“感動体験”を提供することにより、子どもたち が自分で自分の将来を選択する意欲を得るきっかけとし、自分らしい人生を切り拓くことによって将来 的に貧困の連鎖を断ち切ることに寄与します。

 

基金の支援対象

■NPO法人、一般社団法人、社会福祉法人、公益法人などの非営利組織を対象とします

※法人格の有無は問いません(任意団体も可)

※国、地方自治体、宗教法人、個人、営利を目的とした株式会社・有限会社、趣旨や活動が政治・ 宗教・思想・営利などの目的に偏る団体は除きます

■助成金は、経済的に困難な状況下にある子どもに対する“感動体験”の提供にかかる費用を対象とします

※ 子どもたちの貧困状態への直接支援(子ども食堂やフードバンク、奨学金交付等)は対象外で す。あくまでも、経済的に困難な状況下にいる子どもたちの「体験の格差」に対して“感動体験”を 提供する事業を対象とします

■本基金では“感動体験”を下記3つの視点で判断をしています。下記3つのいずれにも当てはまらな いものについては支援の対象外となります

  1. 絆を深める感動体験

保護者や周囲の大人、友人と共通の体験や思い出を作る機会

  1. 興味関心に気付く感動体験

将来の進路やキャリアを考えるきっかけづくり

  1. 世界観が変わる感動体験

今まで体験したことがない圧倒的な体験 これまで採択された”感動体験”の例を以下にあげます。あくまでも例ですので、これにとらわれず、 自由で新しい発想の応募をお待ちしております。

これまで採択された”感動体験”の例を以下にあげます。あくまでも例ですので、これにとらわれず、 自由で新しい発想の応募をお待ちしております。

<過去の採択事例> ※一例です

・経済的に困難を抱える高校生へのプログラミング学習支援

・子どもたち主体の地域に開かれたマルシェプロジェクト

・児童養護施設に暮らす子どもとアーティストによる、オリジナル舞台作品の創作と発表体験

・医療的ケア児とその家族の感動体験・支援!小笠原諸島プログラム

■本基金では、主たる受益者として国内の18歳までの子どもを対象としていることを想定していま す。また、日本社会におけるマイノリティーとしての背景のある子どもたちへの支援、災害など様々 な事情で体験活動が制限されている子どもたちへの支援も歓迎します

 

 

応募要件(次の要件を全て満たす団体が応募できます)

・経済的に困難な状況下にある子どもを支援する非営利法人(任意団体も可)である

・国、地方自治体、宗教法人、個人、営利を目的とした株式会社・有限会社・合同会社ではない

・団体の所在地が日本国内であり、日本国内を活動の拠点としている

・3年以上の通常事業実績があること

– 創業・事業活動開始が2022(令和4年)年10月以前である

・反社会的勢力(暴力団、暴力団員、暴力団員でなくなった時から5年を経過しない者、暴力団準構成 員、暴力団関係企業・団体、総会屋等、社会運動等標ぼうゴロ、特殊知能暴力集団、その他これらに 準ずる者をいう)に該当しないし、関わっていない

・ネットワークビジネス、マルチ商法、宗教、保険、同業者による勧誘などを目的としていない

・特定の政治団体・宗教団体に該当しない

・過去3年の間に、団体の役員が禁固以上の判決を受けていない

・助成対象となった場合、団体名や活動内容を公表されることを了承する

・助成開始後に、インタビューや写真・動画の提供をお願いすることがあるため、子ども達のプライバ シーに配慮した上で、これに協力する

・後日、助成金の活用状況や活動の状況について報告を提出する

 

スタートアップ枠(活動開始から1年~3年未満の団体)

応募要件(次の要件を全て満たす団体が応募できます)

・経済的に困難な状況下にある子どもを支援する非営利法人(任意団体も可)である

・国、地方自治体、宗教法人、個人、営利を目的とした株式会社・有限会社・合同会社ではない

・団体の所在地が日本国内であり、日本国内を活動の拠点としている

・1年以上の通常事業実績があること。活動開始から3年未満であること。

– 創業・事業活動開始が2022(令和4年)年11月~2024(令和6年)年10月の間である

・反社会的勢力(暴力団、暴力団員、暴力団員でなくなった時から5年を経過しない者、暴力団準構成 員、暴力団関係企業・団体、総会屋等、社会運動等標ぼうゴロ、特殊知能暴力集団、その他これらに 準ずる者をいう)に該当しないし、関わっていない

・ネットワークビジネス、マルチ商法、宗教、保険、同業者による勧誘などを目的としていない

・特定の政治団体・宗教団体に該当しない

・過去3年の間に、団体の役員が禁固以上の判決を受けていない

・助成対象となった場合、団体名や活動内容を公表されることを了承する

・助成開始後に、インタビューや写真・動画の提供をお願いすることがあるため、子ども達のプライバ シーに配慮した上で、これに協力する

・後日、助成金の活用状況や活動の状況について報告を提出する

 

【助成金額】

通常枠(活動開始から3年以上の団体)

1件200万円を上限とする助成金支援 (申請内容によって、申請金額を査定させていただく可能性があります)

 

スタートアップ枠(活動開始から1年~3年未満の団体)

1件100万円を上限とする助成金支援 (申請内容によって、申請金額を査定させていただく可能性があります)

 

【応募方法】

「感動体験支援基金」のウェブサイト(パブリックリソース財団ウェブサイト内)より、「助成 プログラム申請受付窓口」にアクセスいただき、会員登録・応募団体登録を完了させたのちに、 応募フォームにアクセスし申請内容を入力してください。添付書類は、応募フォームよりアッ プロードしてください。 ※「助成プログラム窓口」および「応募フォーム」の使い方は、それぞれのサイトをご確認ください。

サイトURL:https://www.public.or.jp/project/f0166

郵送やメール添付での応募は受付対象外となります。必ず申請フォームからご応募ください

 

■提出書類

・ 提出資料①:前年度決算書類

※ 2024年度または提出可能な直近年度のもの

・提出資料②:前年度事業報告書

※ 2024年度または提出可能な直近年度のもの

・提出資料③:事業費収支内訳

※ 弊財団の「感動体験支援基金」ウェブサイトより、テンプレートをダウンロードしてくださ い。

※所定のエクセルファイルにてお願いします (PDFまたは画像ファイルでも可)”

・その他説明資料 ※任意

※ フォーマットは自由です。PDFまたは画像ファイルにてアップロードしてください”

 

【お問い合わせ】

■お問い合わせ先

応募に関してのお問い合わせは、特設ウェブサイト内の問い合わせフォームからお問い合わせください

お問い合わせは2025年12月5日10:00までの受付となります

※個人情報の取り扱いについてはパブリックリソース財団の個人情報保護方針 (https://www.info.public.or.jp/privacy-policy)をご覧ください

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