がん患者支援活動助成 -希望をともに育むプロジェクト- 日本対がん協会
【応募期間】
2025年9月5日(金)~2025年11月4日(木)正午12:00まで
【助成対象・内容】
助成の趣旨
私たち公益財団法人日本対がん協会は、がん患者さん・ご家族への支援活動への助成を、新たな形でスタートします。最長3年間の継続助成に加え、活動の遂行力や団体力の強化を後押しする伴走支援にもより力を入れ、団体の中長期的な活動の発展を支えてまいります。
これまでの助成の機会を通じて、私たちは実感したことがあります。それは、ひとつの活動が社会に根づき、そこから支援の輪が広がっていくことで、がんになっても、一人ひとりが希望をもって生きることのできる社会につながっていくということです。
がんを取り巻く問題の解決には、時間がかかることもあります。だからこそ、中長期での視点を持って継続的に活動に取り組む力と、それを支え合うネットワークが必要です。私たちは、助成団体の皆さんと「助成する側・助成される側」という関係を越えて、最長3年間という時間を共に歩み、学びあえるパートナーとして、協力していけることを願っています。
がんになっても希望をもって生きることのできる社会へ。ともに、その未来を育み気づいていきましょう。
この助成の特徴
- 資金的支援(助成金)に加えて、助成活動の円滑な実施や団体の成長をサポートする伴走型の支援もあることが大きな特徴です。
- 最長3年間にわたる継続助成を通じて、団体の皆さんが中長期の視点で活動計画を立て、実践し、成果が広がるプロセスを応援します。
- 助成3年目には助成額が最大100万円に増額するステップアップ方式の助成で、活動の広がりや深まりに合わせて、さらに発展していくことを応援します。
助成対象となる活動
- 日本国内の、がん患者・家族の支援を推し進めるための活動
- 新たな活動の立ち上げ、または既存の活動の拡充を図るもの
※日本対がん協会「がんアドボケート活動助成」の過去の採択団体については、「新たな活動の立ち上げ」に限り、対象とします。
※日本対がん協会との共同主催の活動は、対象外とします。
特に、以下のテーマの活動を重点的に募集します。
- 多様な背景から取り残されがちながん患者・家族への支援(例:地域格差・経済格差・属性による不利益、高齢のがん患者、障がいのあるがん患者、ヤングケアラー等)
- 希少がんに関する認知度の向上と理解の促進
- がん患者・家族のQOL(生活の質)の向上を目指す活動
- 喪失と向き合う人に寄り添うグリーフケアの普及・啓発、支援の場・仕組みづくり
- 若年層を対象とした「がんとの共生」への意識を育む活動(がん教育の推進)
助成対象となる団体
次の要件を満たす団体を対象とします。
民間の担い手が成果を出し、社会活動が広がることを目指すという本事業の趣旨を踏まえ、一定の活動実績があった上で、その成長・発展を目指す段階にある団体を対象として想定しています。
- 日本国内で活動する民間の非営利団体(NPO法人、任意団体等)。法人格は問いません。
- 2年以上の活動実績がある団体
- 前年度の団体の活動報告と会計報告を提出することができる団体
- 申請する助成活動に複数名で取り組むことができる団体
- 「助成団体に求められる義務」に同意いただける団体
※要件を満たさない場合も、相当する活動実績を有する団体には申請を認める場合もあります。事前にお問い合わせください。
伴走支援
助成団体が活動を通して実現したいことを成し遂げるために、次の伴走支援を予定しています。
- 「合同勉強会」での実践的な学びで、活動の基盤を強化
中長期的な視点での活動や、団体運営の強化をサポートすることを目的に開催します。非営利組織への支援に専門性のある講師のもと、他団体とともに学び合える機会です。
※ 第1回は4月18日(土)開催です。詳細は募集要項をご確認ください。
- 専門的な学びの機会を、活動充実のステップに
活動の質を高めるには、活動に関わる担い手の皆さんの学びや成長が欠かせません。がん関連の学会等への参加にかかる旅費交通費(年間上限10万円)を補助し、専門性の向上を応援します。
- つながりから生まれる視野と連携
他団体とのつながりは、活動の継続や発展のヒントになります。助成団体同士の交流や、他分野との出会いの場など、ネットワークづくりを日本対がん協会がサポートします。
- 活動を支える広報・啓発ツールの活用
広報や啓発活動に役立つツールとして、日本対がん協会のSNSやメルマガでの情報発信支援や、日本対がん協会の啓発冊子(数量限定)も活用いただけます。
【助成金額】
- 1団体あたりの年間最大助成額:1年目50万円、2年目50万円、3年目100万円
【応募方法】
申請書類
書類名 | 提出必須 | 指定要件 | |
1 | 申請書 | 必須(様式1~3) | 指定様式あり。 |
2 | 前年度の活動報 告書 | 必須 | 指定書式なし。 法人格を有する団体は事業報告書。 |
3 | 前年度の収支報 告書 | 必須 | 指定書式なし。 法人格を有する団体は決算報告書。 |
4 | 団体の規約や会 則 | 必須 | PDF。 法人格を有する団体は定款。 |
5 | 役員名簿 | 法人格を有する団体は必須 | |
6 | 団体資料 | 任意 | PDF(活動実績がわかる資料3種類まで) |
・ 申請書類のファイル名は、それぞれ「団体名_書類名」としてください。 例:日本対がん協会_申請書.pdf
申請方法
・ 電子メールに、提出書類一式を添付し、下記宛先までお送りください。
・ メール件名には「がん患者支援活動助成」と「団体名」を記入してください。
<提出先> 送付アドレス:gsc@jcancer.jp
公益財団法人日本対がん協会 「がん患者支援活動助成」係 ※郵送での受付は行っておりません。
【問合せ】
公益財団法人日本対がん協会
がんサバイバー・クラブ
「がん患者支援活動助成」 係
〒104-0045 東京都中央区築地5-3-3 築地浜離宮ビル 7階
E-mail: gsc@jcancer.jp / Tel:03-3541-4771 (土日祝を除く 9:30~17:30)